【第400号】平成26年08月28日
店舗を持つか持たないか 後編
こんにちは、鬼頭です。
前回の続きを書きます。
前回は、店舗を持つビジネスについて
書かせていただきました。
今回は、店舗を持たないビジネスについて
解説をしていきます。
さて、店舗を持たないビジネスモデルは、
店舗を作るための初期投資は必要ありません。
この時点で、事業に失敗するリスクは、
かなり低くなるのですが、
集客のための継続的な、広告投資が必要となります。
本質をズバリ言えば、
店舗を持たないビジネスモデルは、
顧客リストを作り上げるための広告投資が、
店舗ビジネスの店舗投資に相当しています。
店舗を持たないビジネスで、
広告を行っていない=集客努力をしていないということは、
店舗で言えば、シャッターが下りている状態に等しいです。
店舗ビジネスは、店舗という有形の資産に資金を投じるので
分かりやすいのですが、
無店舗ビジネスは、顧客リスト作りのための広告という
無形の活動の資金を投じていくことになります。
この辺は、経営者の好みの問題といえます。
店舗を持たない通信販売のような事業には
店舗ビジネスにはない、かなり有利な点があります。
それは、お客さんのデータベースが残ることです。
例えば、私が運営している、飲食物の宅配サービスなどは、
注文を受ける際に、電話番号と住所を聞き、
それをデータベースに入力していくので、
顧客の利用動態を数字でつかむことが出来ます。
その有利な点は、売上が下がったときに下がっている要因を
数字で特定することが出来るので、
効率のよい対策を立案することが出来る点にあります。
また、チラシの反応率や客単価、推移率、購買頻度、
顧客の離脱率、平均在籍期間、顧客獲得コストなどから、
売上・利益の予測が、
過去のデータ(=根拠)を元に割り出すことが出来ます。
事業を成立させるだけの数字(=ビジネスモデル)が組みあがれば、
多店舗展開は、店舗を持つビジネスモデルに比べるとローリスクになります。
東京23区内での宅配単独店の展開を
自信を持って、オススメするのも、
このようにデータをもとにした売上予測が
構築されているからなのです。
このようにビジネスには、一長一短があるのですが、
それぞれの事業の特性や成功要因、
そして自社の資金力などを考慮して、
事業の選択をしていくことになりますが、
その際に、戦略性が大切になるのは言うまでもありません。
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