【第623号】平成29年08月25日
ミライザカとチェーンストア
こんばんは、きとうです。
今週は、博多への出張を中心にすごす。
直営出店のための面接と、加盟店開発のための打合せだったが、有意義な出張になったと思う。
10月末~11月にかけて、博多でセミナーを行うと思いますので、スケジュール決まったら連絡します。
【 人が集まる会社に 】
8月に入ってから求人広告を使ってみたが、レスポンスが、なかなかよい。
人が集まらないことを嘆いている経営者が多いが、いまいちど求職者の視点で、自分の会社を見てみる必要がある。
入社したくなる要素が、あるのかと。
成長への期待なのか、
収入アップが狙えることなのか、
休日・労働時間という待遇面なのか、
社長の魅力度なのか、
求職者の期待は人によりけりと思うが、なんらか求職者が魅力に感じる要素がなければ、人は集まってこない。
サービス業なんて、人を集めた会社が勝つわけだから、もっとストイックに会社の魅力について考えた方が良い。
【 チェーンストアの立ち位置 】
先日、メルマガで書いた、いきなりステーキと俺のフレンチの考察を、そのままFacebookにのっけたら、多くのシェアをされていた。
飲食店の本を書いていることもあり、飲食店経営にまつわる考察が自分への期待なのか?と思ったり。
自分の展開ビジネスは、デリバリーだし、フランチャイズだし、という感じで、直営店を多店化する通常の外食企業とは、まるで違う事業だよ、
と思いつつ、少しだけ書いてみよう。
鳥貴族やワタミのミライザカが好調ということもあり「鳥ブーム」が来ている、的なニュース記事もあるが、あれは、鳥ブームではなく低単価ニーズの高まりだろう。
ワタミがミライザカへの業態転換により復活しつつあるが、単純に低単価への回帰がそうさせている。
そもそもワタミの凋落は、高付加価値戦略をとったことにある。
チェーンストアの店長の大半は、待遇を約束されたサラリーマン店長にすぎず、自らの意思で高付加価値を提供できる人材は、ほとんどいない。
多数のサラリーマン店長を抱えるため、サービスレベルの向上が難しいチェーンストアは、コストリーダーを目指す以外にないと思っている。
店長のモチベーションが低くても「安いから」という理由で選ばれるポジションこそ、チェーンストアの目指す道だ。
【 飲食業界 】
43歳になり、上の世代と、下の世代に挟まれる立ち位置になっていることに気づいた。
改めて、上の世代と下の世代を見てみると、上の世代の人たちの方が、はるかに面白い人が多い。
若い世代には、勢いのある人材が少なく、全体を通してこじんまりしている。
一方、その数少ない、勢いのある人材の伸び方が凄いのも特徴だと思う。
その伸び方が、ワタミの渡辺さんのように直営を地道に積み上げる、という王道の成長ではなく、財務レバレッジを効かせたM&Aというのも特徴と思う。
この拡大手法の違いに、何を持って美徳とするかという根っこにある価値観の違いを感じる。
地道な努力の積み上げか、効率最優先か、みたいな。
良くも悪くも、世代の違いが出ていて面白い。
上の世代の人たちは、本当に良い意味で、しぶとい。
幾多の修羅場と経営危機を乗り越えてきた迫力と、そこから生まれる包容力がある。
遠くから姿を見ても、風格を感じるような人が多い。
苦労は、やり方が間違っている証拠、というのは真実だと思うが、苦労を乗り越えて、人間力が高まっている先輩達を見ると、苦労を完全に否定するのは、少し違っている気がする。
飲食業界には、魅力のある先輩が多い。
キャラの濃い人ほど、魅力があるんだよな。
【 キトシュラン 】
鮨 しみず(名古屋)☆
オープン当初から通ってる名古屋の鮨屋。
8000円コースのみのお店だが、超絶コスパが高いので予約が取りにくくなってる。
価格を考えたら、素晴らしく価値のある鮨屋さん。
オススメ!!
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230104/23064203/
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