【第689号】平成30年07月27日
グローバル展開に想う
こんばんは、きとうです。
先週末から今週にかけて、現地でラーメン店を展開する岩田先輩にアテンドしていただき、香港視察に行った。
今の時点で、市場や戦略で語ることはないが、感想だけ書いておきたい。
最初に想うのは、チェーンストアの偉大さだ。
海外展開は、品質管理ができなければ絶対に成功しない。
現地化の課題よりも、品質管理の方がよほど重要だ。
日本では「チェーン店終わってる」的な見方をされがちだが、チェーンストアしか世界展開には耐えられない。
ひとつの業態を磨き、多店舗展開に耐えてきたチェーンストアは、本当に偉大な存在だ。
実際に、いくつもの飲食店を回ってみたが、チェーンストアの品質は高い。
今回の視察で、チェーンストアに対しての尊敬の念が、いっそう大きくなった。
もうひとつ、フォーマットは、最初から世界展開を意識してつくるべき、と思い知った。
フォーマットをつくるのは、手間も時間も資金もかかる。永遠に終わることのない、テーマでもある。
であれば、日本の極地展開で終わるフォーマットではなく、世界で展開可能なフォーマットを、最初から意識してつくる方が賢い。
それも、圧倒的な強さが必要。
例えば、今回の視察で最も感動したシェイクシャックだ。
シェイクシャックは、世界展開をするうえで、自ら加盟開発をすることなどないだろう。
数多く舞い込むオファーの中から、最も良いパートナーを選択しているはずだ。
シェイクシャックの香港1号店は、香港で1号店を出すならここしかない、というロケーションに出店して、見事にブランド構築し、大繁盛している。
あんな立地を抑えられるのは、現地のパートナーによほどの力量がないと無理だ。
世界展開を成し遂げている企業を目の当たりにして、最後は経営者の志の問題だと痛感する。
中途半端なシステムで海外展開はできないし、するべきではない。
最低でも2年間、世界展開に耐えうるシステム開発に専念し、システムの完成度を高めたうえで取り組みたいテーマが海外展開だ。
フェイスブックにこの記事を投稿したら、バンド仲間のシゲちゃん(某グローバル企業勤務)が、それはIOTの世界も同じなのだと指摘してくれた。
「日本で成功してからグローバルを考える」と「グローバルで成功するために日本で何をすべきかを考える」とではスピードが違う、と。
まさにその通りだ。
最高に刺激とこれからのビジョンが鮮明になった香港視察だった。
岩田先輩最高!!!
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